かつてビールが苦手だった私が、クラフトビールの魅力について語るコラム

ホップ②ビールの苦みはホップから

vol.15 2017年6月23日

ホップの毬花(まりばな)。

ホップを細かく砕いでぎゅっと固めたペレット。ビール造りで使うホップはこのタイプが主流です。


ホップには大きく分けて2つの成分があります。そのうちの1つ「苦み」についてご紹介します。
ホップの苦みがあってこそのビールといっても過言ではないわけですが、この苦み成分は熱を加えることでビールに定着します。
ですのでビールを造る工程の≪煮沸≫のどのタイミングで入れるかによって苦みが変わってきます。
早めに投入してぐらぐらと煮れば苦いビールになりますし、煮沸の終わりの方に投入すれば苦み少なめなビールになります。
ちなみに代表的な苦いビールは
IPA(アイピーエー/インディアンペールエール)
インペリアルスタウト
等です。
★苦いビールが苦手だった私は、とにかくこのIPAを避けていました。(笑)しかし!つい先週のことですが「おおー美味しいなー」と思うIPAに出会いました。やったー。

IBU(国際苦味単位)

それと苦みを評価する時に用いるIBUという単位があります。
★IBU(インターナショナルビターネスユニット/国際苦味単位)
実際に体感する苦みはビールの他の原料やビールの種類によって変わるので
「IBU値が高い=苦い」とも限らないのですが、ビールの選ぶ時のヒントになります。
★なのでIBU値だけで苦さを判断すると、大きく見誤ることがあります。私も引っかかったことがあります。笑
ですのでIBUに注目しながら飲むと、そのうち「このくらいの苦さかな…?」と予想できるようになってきて通っぽいかなと思います。

 

次回は『ビールの香りもホップから』をお送りします。